イタリアからのてがみ: 2007年10月 アーカイブ

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2007年10月 アーカイブ

2007年10月15日

オリーブオイル入りのスクラブと1700年のオリーブ

 スクラブというものを知っていますか?皮膚のごみを取るものだそうで、オリーブオイルとそのタネの入ったものがあって、ここIl Riposinoにおいでになったお客様が使って絶賛しているので、製造しているTreviという町に行きました。
 渋川市と友好都市になっているFolignoのとなりの町で、人口が5000人くらいの町です。私は、皮膚が普通の人に比べて弱いので、早速顔用のもので試してみました。なかなか良い感じがしています。皮膚の反応もないみたいです。オリーブの取引があるところなので少し買って、日本で売ってみようか?と思っています。夜になって体のスクラブも体験しました。これもなかなか良いものでした。

 またこの町には、樹齢1700年のオリーブの木があって、しかも現役で、今を盛りの緑の美しい実をつけています。1700年前って、日本は、何していましたか?日本は邪馬台国でしょうか?卑弥呼さんの時代に植えたオリーブと思うと、何だか、それだけで畏敬してしまいます。しかもそれが今なお現役というのがすごいと思うのです。木の幹は、穴だらけなのですが。私はこのオリーブを絞ったオイルを飲めます。もう少しあとになりますが、飲んだら多分幸せな気分になることでしょう。
オリーブの収穫がそろそろです。

2007年10月18日

杉の木の伐採

 今日は、天気も良かったので、懸案であった杉の木などを切りました。よくこの木の伐採で怪我をすることがあるので、人を頼んで杉の木、かしの木、松の木など、年輪をみるとみな50年以上のものを伐ったのです。とくにかしの木は、かみなりが落ちたもののようで、半分乾いているわりには、硬く、チェーン槽で切るのですが、大きな力を使いました。また、すぐに斧で薪にするのにも、また強烈な力が必要でした。
しかし、伐採後は実に良い光線がとどいて、小さくそだたなかったかしの木や、クヌギの木が、将来は大きく育ってゆくことを期待しています。
 冬までに、また枝おろしをしないといけない木々がまだたくさんありますし、葉のついた木を燃す仕事も残っています。 今日の作業でした。

2007年10月24日

Frutta di Bosco!

よくパンナコッタを頼むと、チオコラーテ オプーレ Futta Di Bosco?と聞かれます?つまり、パンナは、生クリームでコッタは、調理したものという意味だから生クリームを固めたもの(つまりパンナコッタです。)に何をかけますか?という意味で、チョコレートかそのFrutta Di Bosco?かが一般的に使われるているソースなのです。チョコレートをかけますか?それともFrutta Di Boscoですか?
 なんと訳すのですか?私の愛用の電子辞書には、書いていない!直訳的には、森の果物ですが。まあ写真を掲載します。ローズベリーですか?
 果実はたしかにおいしいのですが、その木がたいへんな木で幹はただのいばらなのです。ここIl Riposinoは、そのFrutta Di Boscoに囲われているような状態で、その始末をしておかないと、人が動くたびに洋服は切れる、とげがささるで、いつも上腕は傷だらけです。太くなるとまったく始末におえません。そこでオリーブの収穫前に、始末をします。

 きれいな花にはとげがある!ということがありますが、おいしい実には、とげがある!面白くないな!
果実をとるには傷だらけ!でしょうか?
疲れた私の今日の駄洒落です。今日の作業でした。


2007年10月26日

ノヴェッロの出荷を終えました!

 11月6日の解禁日に合わせて、飛行機で出荷をしました。これから、飛行機に乗って成田について、税関を通って、販売日に合わせるわけです。
 特権で味わってみましたが、本当に良く出来たみたい。色、味わい、ともにBenissimoです。
 Primi Sorsiとレッテルしてみました。最初のすすり!よくないな!最初の一口!と訳しましょう。



2007年10月27日

パッパルデッラ チンギアッリPappardella Cinghiale

 夕食に呼ばれて、ある家に行きました。パスタ二つにセコンドも二つありました。
Pastaは、タリアッテレのトリフとパッパルデッラのチンギアリでした。トリフも自分で採ったもので、パッペルデッラはきしめんみたいなパスタでイノシシの肉がよく合います。
セコンドは、そのいのししの肉と鳥の肉でした。しかも、Novelloを飲みながらでした。これは自分で作ったNovelloだそうで、解禁まで待たなくてよいものです。
私は自分で自分を健啖家だと思っていますが、今夜は、食べ過ぎた気がします。胃腸薬を飲むつもりです。イタリアで生活をすると大体の人が5kgは太ると言われていますが、イタリアに来たら、健啖家の人もそうでない人も胃腸薬を持参することをすすめます。
 

2007年10月28日

2007年オリーブの収穫!

 今年は少し早めに寒さがきているようです。通常では、もう少しおそいのですが、今年は、収穫をはじめました。オリーブの収穫は見ていると面白そうなのですが、けっこうたいへんな作業です。まず、雨が多い時期なので、晴れ間を待って収穫をします。また地面が濡れているとだめなので、たいてい午後からの収穫です。しかもそろそろ、夜明けが遅く、日が沈むのも早くなってきたので、時間との戦いでもあります。その上ここでは手摘みをしているので、時間がかかります。下がぬかるんできているので、そして粘土層なので、足元が泥んこで動きづらいし、高いところは、木の階段を使うのです。そこからよく落ちて死んじゃった!という事件も起こるほど危険な作業でもあるのです。
 
 ところでこのUmbria州のオリーブの定評は高く、あまりオリーブオイルが美味しいのでRomaの人がその木をもっていって、Romaで植え、収穫をしたら、全く美味しくないオリーブになった。という話があります。この地域の土、光、風が作り上げた絶品の商品になるので、この地方の人たちは、スペイン、アフリカ、ギリシアまた多くのヨーロッパ各地、イタリア各地から出来たオリーブオイルをばかにしています。

 収穫をしたらすぐにMulinoという油ひき工場に行きますが、なんとこの辺では、まだ石臼を使っています。動力がロバから電気に変わっただけで、全く2500年前と同じ方法でオリーブオイルを作っているのです。 カイサルやテベリウス、アウグストスたちも、この最初に出来たオリーブオイルに舌鼓をうったことと思うと少し感激です。

そのオリーブを作る方法については、次回、収穫で手が震えていなければ、そして元気があったら、お知らせします。

2007年10月30日

天空の城ラピュタ

 秋になって寒くるときまって、霧が出ます。霧で目の前が見えないほどなのですが、高いとこに行くと晴天になります。昨日から冬時間になって今朝はみなゆっくり休んだ顔をしています。私は晴れだったので終日オリーブ摘みをしていました。それでも朝早くは、大地に水分があるので、仕事にならないため、郵便局に行きました。郵便局は、高いところにあります。
 帰りにOrvietoがラピュタになっていたので、デジカメで撮った画像です。

オリーブの絞り方!

 何とか手が動いているので、オリーブの絞り方を、つづります。自然農法なので、獲ったらすぐにMulinoと呼ばれる油ひき工場にもって行きます。洗ってオリーブの豆だけにして種ごと石臼ですりつぶし、Pastaをつくります。出来上がったPastaを円盤状の石綿の上に敷き、重ねて圧力を加え、絞ったものを、分離して、出来たものがExtra Vergineのオリーブオイルです。強い緑色です。
収穫時期が早いと辛さが増し、遅いとマイルドになります。2000年来、ここでは、小鳥がオリーブをついばむときが収穫時期とされています。三ヶ月はのど越しに辛さが残り、その後はマイルドになるのが最もよいとされています。
Mulinoには、必ず暖炉があって、パンを焼き、生にんにくで軽くにおいをつけて、ふんだんにオリーブオイルを着け、味を競います。 もちろんみな自分のうちのが、一番と言います。

できあがったオリーブオイルは、今では暖かさを感じる地下室で保存します。8度Cで凝固しますので冷蔵庫保存は不可です。

Mulinoには、機械の使用量としてオリーブオイルを抜かれます。

今年は、どこでも収穫量が少ないのですが、良質なものがとれました。

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