イタリアからのてがみ: 2011年02月 アーカイブ

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2011年02月 アーカイブ

2011年02月07日

2月に入ってのOrvieto


 今年の日本も寒いということでしたが、ヨーロッパも、かなり厳しい冬であったのです。マイナスの気温もつづき、虫も死んでくれて、雨もたくさん降って、大地は、しっかり水を蓄えた感じです。ぶどうはじめ、農作物には、良い環境になったようです。
 2月に入っても寒さは続いたのですが、今日は、たまたま良い日になったので、カメラをむけました。ヨーロッパの冬の特徴は、寒くても、緑には、恵まれていて、しかも、花も咲いています。
そろそろ、春告げ花の「ボケ」が、みどりいろの葉を付ける前に咲き出したそうに、顔をのぞかせています。本当に、不思議な花ですね?で、「ぼけ!」という名がついたのでしょうか?

それでも確実に春は来ています。剪定しておいたバラにも、芽が出てきています。

2011年02月10日

冬の動物の襲来に耐えたわがぶどう!Orvieto

冬の間に、たくさんの動物が、わが家とぶどうやオリーブの木に襲来します。多くは夜来て、オリーブやぶどうの木の下にあるミミズを食べるのだそうです。
 
 まだ寒さがありますが、そうぬくぬくと日々をすごすわけにいかず、農業従事者の私は、冬の間に、延びたぶどうのつるを、適当な位置でそれを切り、大幅に矯正する前に枝を短くする作業があります。

 この作業をして、切ったつるを燃料に、羊を焼くと、その味は、みごとなものになると言われていますが、まあ、これも、環境次第で、一人で、炉で焼くその味は?
まあ、みごとです。
今私は、少々、塩に凝っていて、パキスタンの岩塩や、サルデニアの海の塩を好んで使っていますが、羊には、まあ、どっちでも合います。
 今日のワインは、NO1のソムリエのアントニオ推薦の、MontalcinoのLisiniの売っていない赤があるので、これで行きましょう。

 夕暮れ時の少し短く切ったつるのわがぶどう畑からOrvietoのDuomoが臨めます。


 畑がきれいでない?って?
何をおっしゃいますか?農薬を使っていない証です。「はい!」 ここは、SlowFood!の町です。

2011年02月15日

Mario Luigiときよかさんに会いました!Orvieto


 この国を代表するロッククライマーかアルピニストとでもいいましょうか?Marioは、きよかさんとこのOrvietoの郊外に住んでいます。本物の僧侶である彼は、数少ないというと、良い表現でないけど、本物の人です。角田 光代さんの言を借りれば、真剣に宗教と向き合う人独特の、一種の近寄りがたいような、けれども親しみやすいような不思議な雰囲気をかもし出す人なのです。
偶然、Coopに買物のに来ていた彼を見つけて、遅れた新年の挨拶をしたのです。
 「やりに来いよ!」と誘われたのです。何?それは、はい、壁に貼り付けた石を登る遊びです。
彼にとっては遊びでも、もともと高いところがだめな私は、適当な、返事を返していたのですが、今日は、「子供もやっているよ!」と再度、誘われたのですが、またまた適当な返事をして別れたのです。
 彼の姿態は、まったく衰えていなく、スリムで、ベージュのパンツからも筋肉の張った太ももを想像できる後姿でした。もう70歳を越えていると思うのですが、まだ一日30分は、トレーニングしていると言っていました。
 彼の家には、座禅堂と、壁と天井に石の付いたトレーニング場があります。
 
 私の数少ない宝物にMarioのサインの入った、角田光代の「あしたドロミテを歩こう!」があります。

2011年02月17日

村田 節子先生Perugia

 今、この人も私を夢中にしてくれる人なのです。
 おくればせながら、新年の挨拶に伺いました。彼女、3月20日が誕生日だそうです。生徒さんが、ここPerugiaでお祝いをしてくれるのだそうです。90歳になるのだそうで、でも今日も4時から、レッスンがあるとか?「わが人生に悔いはなし」とおっしゃっていました。
 例のごとく、またごちそうになってしまいました。

 Prugiaのカサデイリポーソにて、撮影者の指示どうりのFotoです。自分の顔を消す方法を知らないので、ごめんなさい。

2011年02月18日

待ちに待った ネコ!イタリア中部から

 白くないネコが、やっとやって来てくれました。品物の輸送に革命をおこしてくれたネコが、ついにイタリア中部にもやってきてくれました。もともと、主たる空港に着いて、品物が確実に翌日には自宅などに到着することは、日本人にとっては、当たり前のことでしょうが、世界人にとっては、異常なことと考えられたことなのです。
 今、飛行機の荷物の追加料金が厳しくなってきて、Roma=Tokyoの重量オーバー料金が、1kgあたり?30ユーロも取られることになっているのです。10kgで300ユーロです。
 そうなると25kgで日本の自宅まで、E250,00は、手ぶらでたびのできる快感を計算すると安いものになると思うのです。ローマからのこのネコの利用が、うちのお客様が始めての客とかで、もちろん、無事に着いたようで、少しPRしようかと思っています。私とすると、アドリア海の取りたての魚がその日に食べられることがあるのでは?と考えたりしています。
 しかし、効率とするとあまりにも悪いのですが、地中海やアドリア海の魚を食べるために、何時間も車に乗って、かまえて行く楽しさを取られ、まるで、東京のように、どこででもいつでも欲しいものが手にはいってくるようになってしまうのか?と思うとともに、世界の田舎のイタリアが、イタリアでなくなっていってしまうような恐れも感じるのです。
 この意味わからないですよね?

2011年02月24日

世界のいなか・とBrunello祭り


 FirenzeとSienaの間や近辺には、世の中にこんなに美しいところがあってよいものか?とおもえるほどビュテフルなところがあります。だからただのいなかが世界遺産になっていたり、イタリアが世界の誇るサンジョベーゼの大きなぶどうの一つの種のBrunelloの出来るところでもあります。だから、これらが、世界中の人が一度は住みたいと言う願いを持つ世界のいなかなのです。
 
 昨日と一昨日にBrunelloの祭りがありました。

 これは、どっちかというと小さいワイナリーの集まりですが、モンタルチーノの役所を開放して、各ワイナリーが、展示と試飲をさせる祭りです。小さな村とは言え、役所の開放と路上駐車と、ある程度どう見ても飲酒運転を許し、路上においた車まで、バスが向かえ、送る作業は、どう見てもイタリアのワインの文化が重要である証なのかと思うのです。今現在、ブルネッロ・デイ・モンタルチーノのワイナリーは、208ヶ所あるそうで、その中でも販売量や生産量もまちまちですが、面白いイベントです。少しながくイタリアにいるので、こんな小さなイベントでも知り合いは、いるもので、突然「どうしている?」などと問われると、その突然さに驚くものです。

 しかしこの地域であれば、どこでも良いぶどうが出来るのか?というとそうではなく、どっち側を向いた斜面にぶどうがあるのか?山と海が反対側に位置しているのか?とかが重要なのです。そんなに海から遠くもないここでは、山と海が反対側に位置す畑だと、冬そんなに寒くなく、夏そんなに暑くないという畑になるのです。そして、土壌がやせていて、石だらけで、ぶどうの根が地下に伸びてゆく!という環境になると、最も理想的なぶどうというかワインの産地になるのです。

理想的な畑の今の様子です。
ここでのワイン?飲みたければ、どうぞ!うちしかありませんから。信じますか?私を!
社に連絡を下さい。

ワイン!

 日本で売られているワインは、チリ、フランス、カリフォルニア等々そしてもちろんイタリアとさまざまですが、どうみても、ワインの将来は、レッテルよりもどこで、誰がどう作ったのか?というものを求めて行くようになることのは、確信しています。
 イタリアワインも同じようなことになると思うのです。
今までと同じようにうちが一番と言って、生産方法や販売方法をとってゆくと、ほかの国のワインが成長しているので、頑張らないといけないと思っています。でも若い人が頑張っています。その人たちに、期待するか?昔からの製法を頑固に守ると言う姿勢で生きるか!のどっちかでしょうか?販売先も、ただ売るではなく、例えば、すし、さしみには、これがいい。とか、ケバッブには、これがいい!とかというものも、提案出来るようになると良いと思っています。
 販売先の質も、もうそろそろ、選別したほうが、しっかりしたものをしっかりした人に、販売ができると思うのです。
 
 製造の過程で、バリックと言って、かしの木で出来た樽に入れたものは、どっちかと言うと、出来上がったあと少し時間が経過したほうが美味しく飲める気がします。
 ここは、Chianti(キャンテイ)ですが、Francoという人の作った、Orcia渓谷近くのワイナリーでバリック(木の樽)から、直接飲む機会を得ました。

 正確に言うと、Castelnuovoという小さな町の郊外の畑ですが、美味しかったのです。ただ、ここまで来ると、皆そこそこのレベルなので、まあ、その生産者を信じるか信じないか?ということになってくると思うし、ワインと言うのは、唯一水を使わないアルコールですから、(ぶどうジュースと酵母だけからできるもの)年によって、ぶどうの出来が違うので、味が変わって難しいものです。(本来)
 
 しかし、肉を食べると、決まって赤を飲みたくなるのは、肉汁を食べると口の中に油が残って、赤ワインの持つタンインに口を洗ってほしくなるのです。人間とは、きれい好きなのでしょう。

 ここまで来ると、メインの料理は、フィオレンテイーナでしょう。白くてツノが、ローマ法王の手のように広がっているキニーネ牛のTボーンステーキですが、1,2kg以上のものです。やはり一人では、健啖家を誇る私でも無理でした。
 肉を落とした後の骨に付いた肉を食べるのが、プロだとか、同席のFrancoはそう言いながら、食べていました。
 

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