オリーブの花とジアルソミーナ オルヴィエートのホテルから生の情報をお伝えします。観光ガイドには載らない本当のイタリア

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オリーブの花とジアルソミーナ

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 先月小さなつぼみがつき、やっと花になりました。この白い花が黄色に変化して落ちます。落ちた花は、十字架状になっているのです。木の下は、その落ちたオリーブの花で埋めつくされます。花のあとには、小さなオリーブの実がついています。
 乾燥がはじまっています。でも冬の間に蓄えた水分を含んだ粘土層からその木の全ての力を使って水を吸い上げています。力を貸したくなるほどです。蟻がオリーブの幹に巣を作ろうか?と探検しています。
 風は爽やかで、オリーブの葉の裏が銀色になって、風が吹くと(なびくと)濃い表のみどりと裏の銀色が微妙なコントラストになり、私が最もこの木を美しく、かついとしく感じるときです。
 
 ジアルソミーナ(ジャスミン)は、甘い臭いのする花です。あるときにあるホテルで自然なあまい香りと、白の色彩に魅せられて、当Il Riposinoにも植えたものですが、少しさまになってきました。
木犀の香りよりほのかで、穏やかです。(わかるかな?)

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2009年6月 5日 04:33に投稿されたエントリーのページです。

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