イタリアからのてがみ、オルヴィエートのホテルから生の情報をお伝えします。観光ガイドには載らない本当のイタリア

2017年09月04日

2017年 Vendemia Orvietoから


 今年のVendemia(ぶどう摘み)に二人の若者が来てくれました。天候にも恵まれて、私とRobertoと パウロの5人でやりました。糖度も理想の白19.0度赤19.9度でした。Cardetoにもっていってもよくできたね!と言われました。なにしたわけでもありませんが。
 一週間ほど前に、自宅用のぶどうを摘み、自宅用のワインを作りました。
 イタリアにいても、酒とバラの日々なんだろう?と憎まれ口を聞く人がいます。まあ、結果だけを求められる稼業なのであまり何を言われても、今では気にしませんが。それでもいい子ぶりっこしたいので、やっているところを見せたくて、ワインの作り方を教えます。
まず、白から。

 摘んて昭和35年くらいの洗濯機の絞り器のおにいさんみたいなもので、絞って、まあくちゃくちゃにするのです。

ね?そしてTorchioという圧縮機に入れて絞ります。

出てきたものをMostoと言います。ブドウジュースです。

これをダミジャーノという瓶に入れると発酵が始まります。

次に赤です。赤はただ集めたものを大きな樽に入れます。

 自分用なので、メルロー、サンジョベーゼ、チリエジョーロを集めて、この大きな樽に入れてこれが4日目です。一日三回まんべんなくかき混ぜます。ところで、赤のぶどうも剥けば白ですから、これは、色をつける作業です。樽の表面にぶどうの皮が幕を覆いますので、中では、もう発酵しています。

 そして蛇口から色目をみて、これもまんべんなく上から入れてかき混ぜます。今日は、これが4日目の朝です。もう一日でこの作業を終えます。明日の朝が最後です。
 これらのワインは、白も赤もここに来ないと飲めないものです。多分2月に完成します。
だれか来ますか?
言い訳するわけでもないのですが、ここのところ、ワインのことばかりやっていたことを、ぶりっこしただけです。でも、わりいけど、今年は本当に、良いブドウができました。モストの甘さと酸味とが抜群です。きっと良いものになることを、期待しているのですが。
酒の日々です。
ばら?

2017年08月19日

Bacelona

に姉といっしょに行っていました。でも無事でした。
Barcelonaから、タラゴナまで行って、Duomo近くの骨董屋さんに入ったら明らかに薩摩焼と思われる、小さなカップがあったので買いました。もともと韓国人陶工を薩摩藩が藩に入れて作ったものでしょうが、どうしてここまで流れてきたのか?ふと求めたカップに想いを馳せたのです。

 ね?薩摩焼は、もともと実用というより観賞用として作られたものだと思いますが、どう見ても薩摩焼でしょう?

 Robertoが明日からバカンスなので、このカップで朝のコーヒーを二人で飲みました。
もちろん、Cafe Alla Nopolitanaで砂糖はカンナMixです。

 Ferragostoを過ぎるとサッと雨が来て、もう40度超えはなくなります。夕方プールに入ると寒いのです。地下から水分も上がってくる感じで、もう少し雨は欲しいのですが、ぶどうもオリーブも良い状態です。しかし困ったことが起きています。動物たちも水に飢えているようで、ブドウの畑にCapriolo(しか)の母親が3頭の小鹿を連れてきて、背の低いぶどうを食べるようになってしまって、一昨年植えたサンジョベーゼは、全部食べられてしまいました。寒さに会って懸命に回復したのに、残念です。
 黙って、名も知らない鹿になめられてもいられないので、追って行ったのです。白いお尻が分かりますか?

そして、食べられたぶどうは、こうなってしまうのです。

そしてもう一つは、Istriceです、日本語では、ヤマアラシです。彼?オリーブの周りを掘って餌を食べるのです。埋め戻しをしないので、私がオリーブがかわいそうと思って埋め戻しするとすぐまた夜、掘り返すのです。

このヤマアラシの名前も知らないのですが、これは、しばらくほっておきます。

ぶどうがあと一か月オリーブがあと二か月くらいでしょうか?天候が気になります。農業は、憂いの連続です。

2017年08月03日

いよいよ来ました。40度超え!Orvieto

 ここ連日のトップニュースは、暑さです。とくにPugliaのオリーブは例年の半分だろう!というものと、もうほぼ5か月雨がないので、農作物ができない。で、動物の餌のトウモロコシもできないとかいうニュース、また乾燥で火事が多く、山が燃えています。本当に大変です。サルデーニアでは、50度を超えたところもあるのだそうです。気温というのは、百葉箱の中で測るはずで、そこは、原則的には、日陰なはずなのに?

 ね?しかも冷房がないのですから!ただ朝晩は、涼しいのですが!あとFerragostoまでの暑さが最後とおもうのですが。
私はそれでも日々畑に出ていまして、プールの掃除などが入ってきて、もうビーサン焼けです。
 足ですから、きれいでないので、隠します。
画像の確認
 日本はお金があるので、なければどこからか買えばいいのでしょうが、ヨーロッパは、地のものがすべてですので、花も小さくなるし、実も小さくなっています。
良い花がないのでローズマリーノを取って小さな瓶に飾ると長持ちするので、今朝取に行くと、すごいものです。雨がないのに、岩を破って生えているのです。

 すごいものです。
 すべての植物にエールを送っています。

2017年07月28日

由香理ちゃんが来てくれました。

素敵なだんな様と。
しばらく会っていませんでした。以前に会ったときは、確実に少女でした。それが、立派になって、Orvietoまで新婚旅行でここIl Riposinoに来てくれたのです。
 ちょうどヨットマンが帰った時で、急に寂しくなった時だったので、うれしかったのです。しかも、一昨日、めぐみの雨が来たのです。ほぼ、終日降っていました。渇水で、あまりの乾燥で火事がおおく、道端の草がたくさん燃えているので、不安でした。ですから、雨のおかげで、カサカサでなく、しっとりして、緑が増して、美しいOrvietoを見てくれました。
 そして、ひさびさに日本の若者と日本の将来と自己実現を語り合いました。そしてお父様が健啖家なので食についても。Slow Food、SlowLifeです。
楽しい時間でした。私の料理も食べていただきました。出来は、まあまあでした。

 そうしたら、彼女は、ミス太田市なのだそうです。そして、お父様の後をついで、今は、副住職なのだそうです。時は、経つものです。12月に帰国したときに会うことを約束して、別れました。Romaに向かいました。
 そして、うれしいみやげをいただきました。

 ちょうどいま、芭蕉を考えていて、奥の細道の、老いをむかふる物は、者ではないのか?旅をすみかとするは、きへんに西でなく、住処が良いのでは?と考えていたときで、うれしかったのです。

 あんな若者たちがいれば、日本、まだまだへいきです。

2017年07月23日

Bruciare大地は褐色から黒に!Orvieto 

 強烈な乾燥と皮膚に刺さるほどの光に大地は焼け黒く変化します。それをBurciareと言います。何しろほぼ4か月雨がありません。

 私とヨットマンは、日々ほぼ裸で過ごしています。すべての植物と動物は、雨の到来を待っていますが、植物の多くは、自分の命を守るため、できた実を落とします。あと3週間持てば、大丈夫なのですが?

わかりますか?それでは、もう一つの画像を。

そのとなりのオリーブですが、実がなるときに水がないので枯れてしまったものです。モライオーロなのに!

ところが、乾燥に強いと言われるぶどうは、このありさまです。Orvieto Classicoです。

 生命を謳歌してると思えるほど、生き生きしています。他の植物をあざ笑っているようにも見えます。
すごいものだな!と思うのです。
 
 朝は寒く15度くらいで昼には40度近くなって、この温度差がぶどうの糖度をあげると言われています。朝、Barに行くときは、とっくりのセーターを着てゆきます。とっくりという表現は、死語だそうですが、ハイネックです。でも私一人ですが。

ときあたかも、ぶどうは、色づきの時でして、

 こんな感じです。しかしそのブドウも、去年植えた若い若いサンジョベーゼは、死に直面しています。何しろ自然がすべてのこの国の農業は、憂うばかりです。
 もう少し、もう少し!あと三週間!とエールを送っています。Ferragousto(8月15日)になると、雨が来て来なくても大地から水が増してきて、ブドウは、ぷくっと膨れてゆきますし、新緑になって行きます。何しろ、ヨットマンと二人、日々、天を仰いでいますが、今日も、ギラギラと地中海の強烈な日差しです。でもそのヨットマンも明日帰りますので、それからは、Home Aloneです。

2017年07月16日

ゆりかと謙太朗が来てくれました。

 Romaからそうめんを持参してくれて、じゃあ、ながしそうめんしようということになりました。とよを外して、上から水を流して、これがひどく受けて、信じられないほど食べました。

 私は、ちょうどお客様が来ていて、残念ながら、このPartyには、参加できなかったのです。でも夜からは、いっしょしました。
 そうめんだけでは、寂しいので、インゲンの天ぷらやえびの天ぷらなども加えて、豪華な昼食になったそうです。
 もちろん、作り手は、ヨットマンです。

2017年07月02日

イタリア伯爵 糸の町を往く!

 わが尊敬する、富澤秀機先輩の書いた本のタイトルですが、執筆中から「お前イタリアにいるのだから、1870年代のイタリアのベストセラーだった最初の日本訪問の書かれた本を見つけるように!」というご下命があって、必死で見つけていたのですが、このほど、やっと手に入りました。
 私はここに不在になる時があるので、Mihaelaに頼んでいたら、何か膨大な数の切手の貼られた封書がこうして届いたのです。

 長い間求めていたものなので、感動して、興奮して、そっと一枚一枚ページをめくって行くと、もしかして、この本誰が読んだのか?ということを考えたり、表紙のシミは、ワイン?など考え、その後は、どうして保存するのかまで考えてしまったのです。子供が気に入った玩具を手に入れたときのように、もう二週間、独り占めして、肌身離さず。いっしょに眠りいっしょに行動しています。

 富澤秀機先輩に連絡をすると、「宝なのだから!」と言われ、わかるのですが、イタリアで保存方法を考えるより、日本で考えたほうが良いと判断をし、この宝の本をもって短い帰国を考えています。
 でもまだしばらくは、私だけのものです。
 
 幼児は、気に入った玩具を手に入れたときは、異常なほど大切にするものの、新しい玩具が見つかると、今までのお気に入りのそれを残酷にも捨てますが、これは、そういう風にはならないことでしょう。

 これは、その富澤秀機さんの書いた本ですが、茜ケ久保 徹郎先輩と宮川秀之先輩に届けるように言われたものです。ここのところ、私は、Orvietoのコルプスドーミニに前橋市のデレゲーションが来たり、社員旅行で二度ハノイに行ってたりで、まだ本人に渡していないものなのです。あっ!そういえば、市長からの二人への親書も渡さねば!
 しかし、明治2年の時に、横浜から馬に乗って前橋市に来た初めての外人は、何とイタリア人であったなんてすごいことなのですね!
 
 独占できる短い時を楽しみます。表紙のシミは、きっとワインです。

Speriamoの魅力

 イタリアにいると、よく耳にする言葉です。大体においてこの国には、厭世的に物事を考える人がいるのでしょうか?
 5月6月の二か月ほぼ雨がありませんでした。この先7月8月は、いつも雨はないので、すべての動植物が、水が欲しい!と悲鳴をあげています。オリーブの木など、自分を守るため、実を落としています。このまま行くと、みんな死んでしまうのでは?と厭世的になるのですが、Barでの会話の雨のない話の後には、みな、「Speriamo!」来週には?と来るのです。希望的に良くなるよ!みたいな意味なのです。
 ところが本当に、私がPesaroとMilanoに行ってきた昨日、本当に雨があったのです。そして、すべての植物が生き生きとしてきたのです。いささか微量でしたが。Speriamo!の威力なのでしょうか?今朝は、ですから寒く、12,5度しかありませんでした。
寒く、地面も濡れているので、今日は、取り残ったサクランボでジャムを作りました。

 多少、鳥に食べられているものもありましたが、しっかり洗って、とりインフルエンザにやられると困るので、注意して、少量のはちみつで味をつけて、

 しばらく火にかけました。
それから瓶に入れて、今度は、この辺でよくやるカビ防ぎです。ご覧ください。

 こうして、瓶づめをブクブク煮るのです。そうするとカビがなく何年も持つのです。少し信じられないのですが、この辺の主婦は、こうして、ポモドーロはじめ多くの瓶詰めをこうしてカビ防ぎして、地下室に入れておいて、保存をし、使うときに取り出して使用するのです。このブクブクをBagnomarinaと言います。辞書を引くと湯煎と書かれてありました。

 さて、農業従事者としては、今年まだ雨が足らないのです。もっと降ってもらわないと、本当に困るのです。涼しい顔して、のさばっているのは、ブドウだけです。それでも小さいブドウは、死にそうです。
ああ!そのほかには、蜂は元気です。
こう乾燥して熱いと、元気なのは、ぶどうに蜂、人では、イタリア人?

まあ、雨が来ると、「Speriamo!」と考えましょうか?


2017年06月03日

乾燥が始まりました。Orvieto

 昨年 Barの女の子が、この乾燥でのどをやられ、声が出なくなったのを笑ったら、私も人生初の無声になったのです。今年は、雨が少なく、もう強烈な乾燥に見舞われています。

 そこで、また無声になると困るので、Coopの前の薬屋でのど飴を買い込んできました。

バラの花も小ぶりになってしまって、でもまだいけますが、どうやら乾燥で死んでしまうカブがあるように思います。でも草月流の福島光加先生に指導受けた者としては、花がこれだけあるのですから、活けています。

 サクランボが時期になり、おいしい実をたくさんつけています。

 イタリアのSlow Foodは、良い運動だと思うのですが、この気候にゆだねすぎるので、毎年の天候に気の休まることがないのです。Barの話題も、雨が少ないということばかりです。でも昨年サクランボがうまくなくてオリーブが今一つだったのです。だからサクランボのうまい年はオリーブうまいよね?という問いかけに、同意する人が少なったのが残念ですが、ここの二大産業のもう一つのブドウは、良い出来になっています。でも、植物の多くは、この乾燥に悲鳴を上げ始めています。枯れてしまうもの(木々)がなければよいと念じています。人?はい熱中症対策?ーーープールです。

2017年05月01日

草月流の福島光加先生がお見えになりました。Orvieto


画像暗いですね!
 あまりにアスパラに凝って、だれか感動してくれる人はいないか?と手ぐすね引いていたら、福島光加先生が長い旅の途中にここによっていただきました。しかも私の料理を食べていただきました。もちろんアスパラのおしたしもメニュに加えました。
食べ終えて、ふと

お客様を迎えるときはこんな風に!と言って、

そして、庭から摘んだり切ったりしたのもので、

ともに葉は、ぶどうの白のピーノグリジョのものです。

大きな葉がないかしら?と言われ、イチジクを取ってくると、「白濁するので、」とおっしゃって、遮光の器?
ワインの赤のものでしたらと言うと、こうです。

すごいものですね!
 もともと福島先生がおいでになったら、オリーブの枝を飾るとすぐへたってしまうので、へたらいない方法を聞こうと思っていました。返事は、簡単でした。植物は水あげするのに、茎の芯からではなくて皮の内側からなのだそうで、つまり切り口をいじめておけば、水あげするのだそうです。
そして、


 何か草月流Orvieto支部みたいになりました。
 
 もう少し周りかたずけろ!って?でも、飾っていただいて直ぐのほうがよいと思って画像にしました。
 
 もう一つ勉強になったのは、花瓶?Vasoを重ねたり、見回して、いろいろなものを利用するのですね!

 私は、花も好きですが、水に入った花の根本を見るのが好きで、透明なものを好むのですが、重ねるという発想はなかったのです。そして、あるものの多くを使うのです。料理皿を花瓶に、盛りの過ぎた花の花びらを飾りに!

 知らない世界を見ました。
 少なくとも、ここは、今日一日,草月流Orvietoなっています。

 ついでに、2017年の私の作品です。

 見事でしょう?でもどうやって飾りましょうか?バラの香りであふれることになります。


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