日本初上陸のワイン! オルヴィエートのホテルから生の情報をお伝えします。観光ガイドには載らない本当のイタリア

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日本初上陸のワイン!

 Orvietoにいるので、ここの白にも満足していますが、赤も欲しくなったのです。でも赤は、自分のうち用の、舌の少ししびれるいなかいなかのものに、少し飽き、洗練されたものを求めたくなったのです。
 もちろん、Antonioに登場してもらって、イタリア中のものから選びました。でも畑と作っている本人と会いたい衝動にかられて、会いにいったのです。

 Chiantiです。もともとこのChiantiというのは、戦後イタリア土産の代表選手のBacchiのチオコレートと並んでいたものですが、以前には、こもかぶりだったと思うのです。
 私は以前、あまり酒には縁がなく、生涯最初のワインの記憶は、友人のうちで13歳くらいのときにひそかに飲んだPortoワインでした。なんて美味しいもの!というのが最初の印象だったのです。まあそれはどうでもよいのです。このワイナリーは、2005年から製造はじめた人で、?だから世に出て、まだ二年生です。でもそれ以前は、ずーと長い間、ある会社の下請けとして、ワインを作っていたようです。すばらしい環境でした。畑も人も。
 次は、サンジョベーゼです。このぶどうは、本当に日本人によく合うぶどうだと思いますし、何しろ、房の重さが何ともいえない重量を感じるものです。


ここで、バリックから直接の試飲をしました。この製造者は、世の中にこれほどの、伊達男があるのか?と思えるほどの、イタリア男の代表格で、でもいい奴という感じの者で、しゃべる、食べる、遊ぶ、働く!という感じの者でした。このへんが日本と違うところかな?日本の伊達男は、男に人気がない!え?違いますか?まあまあ。

次は、イタリアに秘宝ブルネッロです。今現在、208のワイナリーがブルネッロにはあります。
その中で、気に入ったワイナリーがありました。
Maurizio!手の大きさが私の二倍です。この鬼瓦のような顔とその手に惚れました。

 おかげさまで、このたびこの三種類のものが、日本初上陸になります。みんみんなしっかりぶどうつくりをしたものです。年代によって味も変わります。判るかな?
しかし、良いぶどうのできる畑は、石だらけの、やせた土地です。
みな、やせているから、ミネラルが取り込め、根がまっすぐに下に伸びる!西南面の畑、海からとその反対に山があるという環境でした。
そして、畑は、きれいではありません。つまり農薬を使っていないのです。

こんな形でちゃんと良いものを、日本に、紹介できることをうれしく思っています。

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2011年6月 5日 16:30に投稿されたエントリーのページです。

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