イタリアからのてがみ: 2011年08月 アーカイブ

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2011年08月 アーカイブ

2011年08月10日

イタリアンマジック

 イタリアの家には、多く、地下室があります。Cantinaと言いますが、辞書には、ワイン貯蔵所と書かれてあります。

 ここにも二つあります。
 
 今は、Chiantiに住むジョン・マッタさんというイギリス人がいます。あるイタリア人に恋をして、その人の住む近くに城を買い、その周りのぶどうで、ワインを作り始めたのです。10年ほど前にお会いして、彼の作ったワインを少し購入したのです。しかし、ワインの味は、その年のぶどうの出来によって変わりますが、保存にもまた重要な要素があります。(日本では、この保存に、気を使うと莫大な投資が必要になってきます。)
 ところが、折角買ったそのワインを、10年ほど、納屋にほおっておいたのです。イタリアという国は温度差が大きく、しかもエアコンがないので、案の定すっかりまずくなっていました。少しがっかりして、でももしかしたら、Cantinaか?と思って、1っか月ほど、画像の地下に入れておきました。そして、昨日飲んだところ、味がよみがえっているです。この国には、多くのマジックがありますが、このCantinaも、マジックの一つでしょう。

 これがCantinaの中です。
 特別なものは、(と言っても、所詮うちにあるものですからそんなにたいしたものでは、ありませんが)ここにいれておきます。コルクを維持するために、横に寝せているのです。
 静かに、飲む人を待っているみたいです。

 さて、その復活した、スーパーキヤンテイですが、レッテルをみたら、1996年と書かれてありました。口にした瞬間!一人で、「うーうまい!」と叫んでしまいました。
経験ありませんが、宝くじに当たったような?素敵な気分になったのです。
 口に入るものが、美味しいと、幸せな気分になります。

 すごいものです。このCantinaとは。
え?ここで寝ていると?若返る?どうですか?でもここ、湿度あるのですよ!ワインの保存には、白カビが出るようなところが良い!と言われています。

2011年08月11日

Pasta パスタ

 二ヶ月ほど、研究を重ねました。
私の会社の社員は私を根本的にスーパーマンだと思っているようで、かなり過酷な要望をしてきます。日本にないもので、うまくて、安くて、でも大して買えない。こんなこと、どこのPasta屋に行っても聞いてくれる人がいるとは、思っていなかったのですが、本当に必死に懸命に集中して、努力した結果、最終的に「これは良い!」と言うものを探しあてることが出来ました。
今、少し、そんなことの出来た自分に酔っています。
でも。今ここには、50kg以上ものパスタが並んでいます。

 Pastaをどんな基準で多くの人が選んでいるか?は価格とブランドと思います。ところが、ここは、Pastaの国です。ここでは、水、粉、乾燥の温度と時間、プロテインの量、パスタを押し出すところが、ブロンズかシリコンか?などで選ぶのです。
 
 OrvietoからRomaを経てアドリア海にむかって、330km走ったところに目指す工場がありました。(まあここの工場を見つけるまでが、苦労でした。)
まず、はじめの画像です。

これが、天然水と粉を混ぜて、ドラムから押し出して、パスタになってきてものです。

 これは、乾燥前です。言っておきますが、こねてから、3時間で仕上がるPastaもあるのですよ!D社やB社のものなどです。短い時間で乾燥するのには、高い温度が必要なわけです。

ね?低い温度でしょう?

 実は、ここが、Pastaの重要なポイントなのです。まず見たことのない画像だと思ったので、画像をおおきくしました。こねた粉を押し出すドラムなのです。ブカテーニのものです。出るところの穴の内側にテフロンがあります。もちろん全体はBronzo(ブロンズ)で重いものですが、この画像とちがって出口もブロンズのものがあるのです。そうすると、滑ってくれないし、強烈な圧力が必要だし、製造時間がかかるから高価になるということなのです。
 
 私は、もうPastaの表面を見ただけで、出口がブロンズのものかテフロンかが、判ります。調理をするときに、具を絡ませるのに、具が絡んでくるのがブロンズです。ゆで時間を間違えてもアルデンテの感じが残るのはブロンズです。
 味?ブロンズとテフロンの二つのスパゲッテイを食べましたが、最初テフロンのもので、まあうまいな!と感じたのですが、ブロンズのものを食べたときの歯ごたえと、歯の内側から伝わるモチモチ感は、たまらないものです。
 今回4種類のものを、オーダーしようと、思っていますが、どれも、日本初入荷です。そのうち二種類のものは、まず、日本のどこででも、食べたことがないものです。自信満々のものです。パスタの概念がかわると思います。
 
 どうやら、おかげさまで、きつーーーい社員の要望にどうやら、答えられそうです。

 

2011年08月14日

8月のRoma   最高です!はい!


 ここポルタ・ピアもごらんのとおり!
 
  
 車の渋滞がない。駐車場は空いている。人がいない。いるのは、世界中から集まった旅人さん達だけです。Orvietoから、何と一時間も走ると、Romaです。この機会に、何か見ないと、進歩もない!と思って、もちろん Berniniを求めました。
 トラステベレのSan Francesco a Ripaに行きました。ところが、来年3月まで改造中で、しかも内部の改装だったのです。入ったところ、誰もいない。掃除の人がそうじしているだけ。でも、掃除の人にBeataは?の問いに、指差した先は、何と、目の位置にガラスが切ってあって、廊下の先にBeataがあるのです。 
 最近多くの旅人さん達が、デジカメを持って、自分の目カメラより先にデジカメを掲げることを、どうもいかがなものか?と思っている矢先のこのBeataは、はじめから、額に入っているようで、自らの感性を問う以前の話でした。

 しかし、Beataそのものの内容が知りたくて、わがBerniniの師の愛子さんを訪ねて、いきなり私が「ずいぶん前回の恍惚もそうですが、Berniniは、官能的な作品が多いですね?」と「ずいぶんたくさんの作品がありますね?」言ったところ、「Beataは、神と交わっているもの!」二番目は、「多くの弟子が作ったものが多く、ヴォルゲーゼとRipaは本人のものと言われている。」と言う回答でした。二番目はともかく、一番目は、前回の、天使が人を殺めることに驚いたのですが、神が人を犯し、その喜びで、誰かが恍惚!というのには?
 本当に、驚いたのです。

 ところで、今のイタリア、朝は肌寒く、昼は空が澄み、そこそこ夏らしい気温になって、人がいないで、とくに、Romaは、最高です。いま、何か目的を持つと、きっと素敵なことが出来ます。
 夏の短い楽しみでした。

2011年08月26日

ついにきた40度UP


 朝晩が涼しいのですが、昨日のFirenzeは、41度でした。これでエアコンがないのですから、乾燥しているのですよね!ぶどうの状況が、非常に良くなります。動物で元気なのが蜂。植物では、何と言ってもぶどうです。










今を盛りと元気なのが、ぶどう、シエペと言いますが、生垣に使っているひいらぎと、良くシチュウなどに入れる葉っぱ。
それでも、朝晩は、10度代で、詩心のないイタリア人は、まだまだ盛夏と言いますが、裸で仕事していると、夕方には、ゾクゾクと震えがきます。秋なのです。


いちじく、なしが収穫をむかえています。明日からRomaの日本人学校の人たちがくるので、喜んでとってくれることでしょう。とくに、いちじくに生ハムは、最もイタリア人にとっては、好きな食べ物の一つですから。あっ日本人か?でももうイタリア人ですね。
 この時期、私は何をしているか?というと、オリーブに着いた実に栄養を届けるため、途中に出てきた芽を摘む作業を熱中症になる寸前まで、肉体を追い込みながら、はしごを使い手がグラブに成るくらいはさみをつかって、そして、カラダ中オリーブの木のむちで打たれたようになりながら、格闘しています。

 一木一草の声は聞こえませんが、男の私でも、保湿クリームが欲しくなるくらいの乾燥で、すべての動植物が、水を求めています。これに絶えられない木は、死んでゆくのです。

 農業を、している私は、何しろ待ちに待っていた40度越えです。ここ一週間で一気にぶどうの糖度が、上がっていきました。

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