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ひまわりが咲きました

2007.6.22

ひまわりが咲きました!
ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが演じて、好評を受けた「ひまわり」という映画を覚えている人もいるか?と思います。古いですか?
 6月から8月には、この近郊の畑にいっせいにひまわりが咲きます。みずと土と植えた時期によって、その大きさと咲き誇る時期が畑ごとにまちまちですが、日本では見ることの出来ない景色であると思います。私は、少しの農業をしていますが、ひまわりは栽培していません。ですから、ただ見ているだけですが、ひまわりの栽培は、そんなにむずかしい仕事に思えません。少し土地が必要なだけです。

今日は鑑賞の仕方を伝授しましょう。
いつの間にか、ひまわりは植わっています。それは植えられた苗で気づくのでなく、乾燥の激しい畑に巨大なスプリンクラーで朝夕に水遣りをする景色が目に入ってくるからです。次に気がつくのが、一面あの黄色と茶色のひまわりの言葉どおり、首を太陽の方向にまわしている時期です。今がその時期です。そして、その盛りが終わり、収穫前に同じ方向を向いて、首をうなだれているシーンです。それを一気に伐採する大型のマシーンの残酷な風景、そして、最後に9月から11月になりますが、収穫の時に、落とした種から、芽を出した小さなひまわりです。これがまた清楚で素敵なのです。
ひまわりを鑑賞するのにも時期によっての楽しみがあります。

ひまわりは、観賞用ではありません。その種を絞って油にするのです。何に?日本にはありませんか?ここでは、普通、魚、ジャガイモ、ズッキーネの花のフライなどに使います。
でも、映画「ひまわり!」では車窓に限りなく続くひまわり畑が続いていたけど、そのころのヨーロッパでは、よっぽど、フライを食べていたのでしょうか?
ある主婦になぜ、フライにひまわりの油を使うのか?聞いたところ、「安いから」と「植物性の油で、軽くて、体に良い!」と言っていました。
とくなが まこと


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