イタリアからのてがみ

ホームイタリアからのてがみオリーブのPotatura(剪定)

オリーブのPotatura(剪定)

2009.3. 9

 雨の晴れ間をみて、オリーブの剪定作業に追われています。オリーブの収穫を手でするので、木を高く成長させない剪定技術が必要です。木が高くなると、はしごの高いものを使うことになるからです。けっこう技術が必要です。剪定技術によってその年の収穫量が違うし、オリーブの木によっては、その年の収穫を望むより、次の年以後に合わせるつまり、木を読む技術も必要になってくるのです。
私のところは、この土地と建物を買う以前に、前のオーナーが、十分な養生をしていなかったようで、そのうえ、私が「木の声を聞きながら!」などと言って、いい加減な剪定をしてしまったので、修正に手間がかかりましたが、何とか、11年経って、良い感じになりました。そして、今年の冬は、そこそこ冷えて、虫が死んだようですし、きっと11月には、良いオリーブが出来るでしょう。

 落とした枝や葉は、集め燃やします。この集める作業もフォークの大きいもので、これを行うのですが、まだ私は技術不足で、うまく扱えないので、手でかきあつめると、同じ時間で、熟練者の十分の一くらいしか出来ません。少し情けない気分になります。集めた枝や葉は、膨大な量になります。しかし、オリーブの木や葉には、油があるので、この雨の多い中ででも十分に燃えてくれます。あっという間に、しかも、灰だけが残る見事な燃え方をするのです。

 少し作業中の私の雄姿を掲載します。本当に私が農作業しているのか?と一部の人が言っているという話を聞き、むきになる必要もないのですが、そこはまだ、人として熟していないので、はい、でもちゃんとやっています。まさに「雄姿」です。

最近の記事

月別アーカイブ

ブログを検索