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Orvietoから、2010最終のVendemia

2010.10. 9


もう秋も深まって、そろそろやわらかい土には、シクラメンが咲き始めました。オリーブの実も、太ってきて、いよいよ収穫を待っている感じです。
期末で、しばらく留守にしていたところ、私のために、赤のぶどうのVendemiaを残してくれていたみたいで、仕方なく、いやあ、楽しみにしていた、収穫をしました。しっかり蜂もついてきているので、革ジャンで防備しましたが、良い天気で、少し暑さを感じました。

この時期になると、しっかりぶどうの表面に、酵母が着いています。ですからこれを単純に、くちゃくちゃとかき回すと、ジクジク発酵が始まってワインになってしまうのです。
酒の法律?自家製のワインを作ってよいのか?って?
よくわかりませんがみんな作っています。でも私は、日本人ですから、いけないことをしているのでしょうか?そんな!売ってないから良いですよね?おいでいただいた人以外には、飲めないものですから。
今日収穫したのは、サンジョベーゼ、モンテプルチアーノ、チリエッジョウーロのぶどうでしたが、平均で、19,2度の糖度でした。良かったですよ!糖度計の数字を、画像に収めようと、思ってポケットを探ると、カメラが、入っていませんでした。画像がありません。ごめんなさい。

もう一枚

今年は、サンジョベーゼの糖度が上がらなかったため、(夏の前半の天気が悪かったせいで)どうやら、Novelloのぶどうの構成をいつもより少し違って、メルロー60%サンジョベーゼ40%という感じになるかも?と醸造技術者のステファノと相談しているところです。でもNovelloいけそうですよ!今年も。
Stefanoが、お前!栗用意した?と聞くのです。
栗?そうなのです。Novelloを飲むときには、よく、焼き栗をいっしょに食べます。穴の空いたフライパンに栗を入れて、出来たら全体をキャラメルのように包んで、絞って、Novelloといっしょに食べます。
あまり日本では、見かけないようです。
まあ、楽しみです。Novelloの解禁が。
何時?
11月6日です。
ともかく、今年最終のVendemiaです。さあ、Novelloの輸送のための、飛行機の手配と、オリーブの収穫の準備に入ります。

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