イタリアからのてがみ

伊中部地震

2016.8.27

 ずいぶん報道が世界中に大きいようで、E-mail、電話、取材などがあり、少しめんくらっています。ミャンマーやスペイン、フランスなどの友人から連絡があって、みな大丈夫?というものでした。たしかに地図上では、Orvietoから直線では、100kmくらいしか離れていないのです。イタリアへ来てから、地震は、10年くらい前にラクイア、その少し前にAssisiとけっこうこの国は、地震国です。だって、2000年前には、ポンペイがあったのですから。そして、被災にあった場所の各地は、みな復興に10年かかっています。

 すぐおこった運動です。アマトリーチャーナの出来たところなので、Pastaアマトリーチャーナをリストランテ、Bar,その他でオーダーすると一皿2ユーロを被災地に送るという運動のポスターです。またオーダーした人が1ユーロの負担、この運動に参加した店が1ユーロだすというものです。ともかく早い復興を祈りましょう。

 この地震の報道で、私を心配してくれる人がこんなにいたんだ!と勝手に感激して、やはり死ぬときは密葬だな!と思い、でも葬式してくれる人がいてのことと感じ、そんなこと考える必要もないと自覚したのです。
 先日、オリーブの剪定で肋骨を痛め、肋骨というのは、深呼吸できない、寝返りうてない、くしゃみがつらい、その上、Fasciaといいますが、コルセットしないといけないので少し情けなくなっていますが、糖度のあがってきたぶどうの糖度チェックに、コルセットしながら、日々畑に出ています。

 ねえ、だれか私の肋骨の痛みも心配して!

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