イタリアからのてがみ

ホームイタリアからのてがみ名誉なことと思うので!オリーブのことです。

名誉なことと思うので!オリーブのことです。

2025.11.13

 ギリシアの時代からオリーブの木は、平和の象徴でした。今は、オリンピックで勝つとメダルが渡されますが、ギリシアの時代では、オリーブで編んだ王冠でした。しばらく前もオリンピックの時は、戦争を止めていたことを知っている人も多いことでしょう。ですから第二次世界大戦後に出来た国連のエンブレムも世界地図の周りに二つのオリーブの木を結んだものです。聖書では、大洪水の終わりを告げたのは、オリーブの枝でした。「和解と再生」を示すものです。
 イタリアのトスカーナにAssociazione Citta Dell Olioという組織があって、今から30年前に世界の平和を祈って、広島の平和公園にオリーブの木を植えました。今年が80年目ということになります。ところがユーロが今、植物?動物?などの輸出を禁止しているため、[お前が何とかしろ!]という命が下って、(株)徳永のオリーブが使われることになりました。
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 いかにも頼りないものですが、植えてから2年くらいのものです。ただもちろんイタリア原種のものです。
この11月11日にイタリアからAssociazione Citta Dell Olioの人達来て、広島の平和公園に植えました。

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ね!その木でしょう?
でも植える折、協会の人が、オリーブの木というのは、痛んでも直すと生きるので、戦争も痛んでも直せるものと信じて世界の平和を祈って、植えるのです。と言ったそうです。「和解と再生」ですから。
オリーブの木、よいものです。
ちなみにここイタリアでは、樹齢2000年のものがあります。Umbriaには、1700年のものがあり、うちにも250年のものがあります。
オリーブの木のことでした。


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