イタリアからのてがみ

Porcini

2007.9.25

ポルチーニ
ポルチーニの季節になりました。日本でも路上にマツタケと書かれたトラックが止まっていて、少しあぶなそうな感じの人が、路上に立っていたり、運転席に座ったまま、来る人を待っている光景を見たことがありますが、この時期になるとここイタリアでも、同じようにトラックに積んだポルチーニを路上で、売るシーンを見ることが出来ます。まずブルガリア産のものから販売がはじまります。
でも、やはり、地のもののほうが大きさは、小ぶりですが、人気があります。
「いくら?」
と聞くのでしょうが、私はあまりよく知りません。
この近くの人たちは、雨が降った翌朝、獲りに行くものですから。

我が家の隣人のSabinaは、この近所のポルチーニのある場所を熟知していて、雨が降った翌日には、いそいそと出かけて行き、葦で編んだかごに収穫物を獲って帰ってきます。
 「どうやって食べるのですか?」
まず洗ってざるに入れ、少しおいておいて、炭で焼く、オリーブオイルと塩で、でもしょうゆでもいけます。日本人には、このしょうゆがベターでしょうか?少しぬめりがあるものなのですが。またもちろんイタリアですから、写真のように、パスタにも使います。
写真は、人間の顔ほどのポルチーニです。大きさを見るのにタバコと一緒に写しました。
「こんなに大きければ、食べ切れない?」
はい、もっともな話です。そこで、食べきれないものは、乾燥しておいて、保存して、使うときに、もどしてから食べます。ですから、この時期でなくてもポルチーニは食べられるので、いつどこにでも、ポルチーニの料理は、イタリアにはあります。でも旬は今です。

一度、私は、空腹のとき、あまりの美味しさに興奮して、食べすぎてお腹を壊したことがあります。全く贅沢な!と言われますが。イタリアの食べ物は、美味しいものが多く、そしてみな、量が多いので、食べすぎには要注意です!
旬のポルチーニの案内でした。
Orvietano Sam

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