イタリアからのてがみ

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やっと雨がきました。Orvieto

2013.9.15

 本当に待っていました。すべての動植物が喜んでいます。にわかに、緑が増してきます。この時期ほど、美しいところだな!と感じることがありません。

 私は、その美しさに酔う暇もなく、この時期にけっこう大量の手紙を書きます。大量の手紙を書くのには、筆圧が強いため、(ペンだこは、一年中ありますが、)ボールペンでは、もたなく、万年筆を使います。最近では、Lamyの筆圧が強くても大丈夫なものが出来て喜んでいますが、宛名書き用のものは、イタリアカラーのいただいたMarlen Italy。便箋に書くものは、読んでいただく人を考えてDeltaの、Dolce Vita!最後の私のサインにLamyを使っています。インクは、Lamy以外は、ペリカンの明るいブルーにしています。

 読んでくれる人がそこまで考えるか?って?そんなことはどうでも良いのです。評価されるほどのことではないし、生き方など、所詮自己満足ですから。
 しかし、飛行機に乗るたびに、何回も失敗するのですが、気圧で、万年筆はだめなことを知っているのに、Astuccio(筆箱)をダメにしたり、ワイシャツをダメにしたり、カバンをインクまみれにしたりするのです。習字に通っていたころの少年のときと同じで、書き物をするたびに、すみまみれになるのです。まあ、成長していません。

 さて、そろそろうっかりすると、朝は寒く感じます。乾かしておいたQuercia(かしの木)を取ってきて、初暖炉です。

 ダメですよ!画像大きくしたら。ピストル?スペインに行って、100年前のものを手に入れたのですから。銅の鍋とグレコの絵といっしょで、私の宝物です。

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