イタリアからのてがみ

Ciclamino

2007.9.25

シクラメンが咲きました。

小椋 佳という人の歌が好きです。彼の背伸びしていないところも好きです。
まあそれはそれで、その歌詞からの知識で、シクラメンというものは、白色か、真紅かと思っていました。よくクリスマスのシーズンに鉢植えで、プレゼントに使われているのを見ていたからでもあるのです。
花は、上に向かっていないで、垂れた犬の耳のようで、花びらの大きさも、親指くらいの大きさなのだと思っていました。
まさか野生に咲いていると思っていませんでした。ところが、写真のごとく、ここでは野生なのです。よく見ると色はピンクで、大きさは、日本の鉢植えから見ると10分の一くらいで、形は同じ垂れた犬の耳型でした。香りを感じるために鼻を近づけましたが、あまり感じませんでした。私の家の敷地内に咲いているものとは夢にも思っていませんでした。毎年咲いていたのでしょうが、今年まで気がつきませんでした。さくら草?と思っていたのです。
もともと花はサクラとバラとチュウーリップ位しか知らなかったのです。気が付いてから、うち以外のところを見てみると、シクラメンは、斜面になっていて、土の柔らかいところに群生していることがわかりました。

でも、群生しているこの野生のシクラメンは、表現とすると、「可憐」なのです。その小椋 佳の「シクラメンのかおり」という歌の歌詞にすがしいもの?というものがありますが?この意味が私には、わからないのです。
判りますか?さわやかという意味ですか?何しろ群生しているのに、その姿は、なかなかさわやかで、可憐ですね!

そのあとの、「出会いのときの君のようだ?」なんて言えるような相手に
めぐり会いたいたかったですね!
止めましょう?

ともかく、イタリア中部で今のシーズンに、咲き乱れる薄いピンク色の花は、シクラメンの原型であること、お知らせします。この時期、この地方においでの折、注意して見てあげて下さい。すがしいという意味と、すがしい君に出会えるかも知れません。

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